安里川ファンクラブ
 
 安里川を楽しむための注意!

安全第一!!常に確認!・・・天気と交通、危険箇所などなど。

 安里川をはじめ都市河川は、ちょっと目を向けたり近づいてみたりすると、想像以上の魅力が潜んでいます。
 しかし、川には怖い危険も潜んでいます。
 利用するうえで注意してほしいことを書いてみました。

安全第一に共通するキーワード
「周囲をよく見る!」


【天気は常にチェック!】
 都市部は周囲をコンクリートやアスファルトで覆われていて、降った雨は地中に染み込むことなく、排水溝を伝って川に集まるようになっています。
 ちょっとした雨で水かさが増したり、上流部で降った雨で
「鉄砲水」を起こすこともあります。
 2011年3月11日の東日本大震災での大津波でもわかるとおり、水の力は想像以上。決して侮らないようにしてください。


 なお、天気予報でチェックすることも大事ですが、予報が外れることもあります。
 2007年に起きたガーブ川での鉄砲水事故当日、天気予報には雨マークがなかったです。
 「今日は振らない」ではなく、「雨が降るかも」と、水量や天気は常にチェックしましょう。

 また、釣り竿には落雷しやすいです。雷鳴が聞こえたら釣りは中止するくらい、用心しましょう。

 川でもライフジャケットを着用するなど、安全装備の面でもしっかりすると安心です。

【意外と多い!交通事故】
 安里川は都市部を流れるため、歩道や車道に面している場所も多くあります。
 そこが実にいい観察ポイントだったり、釣り場になっていたりしますが、交通事故の危険も少なからず含んでいます。
 別の川での話しですが、2011年には釣り人が巻き込まれる悲惨な重大事故が発生しています。
 車にも十分注意し、特に子供連れで川に親しまれる方は、車にも注意しましょう。

 また、「通行人を釣ってしまった」ということがないように釣りをされる際は、キャスト時に周囲確認を怠らないようにしましょう。


【転落・滑落・足元注意!】
 安里川は護岸が高いところが多く、また、ところによっては柵がなかったり、柵が劣化しているところもあります。
 川に親しむさいは、転落や滑落には十分注意してください。
 また、柵の向こう側には、不用意に立ち入ることがないようにしてください(立ち入り禁止の場所には入らない!)。

 潮の影響を受ける場所では、水際に「藻」が映えていることもあります。
 藻は大変滑りやすいので、藻が生えている場所には入らないようにしましょう。
 滑らない靴を履くのも大事です。川歩きでは、ゾウリは怪我防止のためNGですよ。


【危険生物に気をつけよう!】


 那覇市の都心部とはいえ、ちょっとした茂みや石積みの周辺には「ハブ」が潜んでいることがあります。
 不用意に草むらや石垣に近づかないようにしましょう。
 人にとっては危険なハブも、立派な川の住民ですからね。


【子供達だけで遊ばない・連絡手段の確保を!】
 2011年には、沖縄県内の河川で遊んでいた子供達が川へ転落し、溺死するという痛ましい事故が起きました。
 いい遊び場になりがちな川ですが、危険もいっぱいなので子供達だけで遊ばないようにしましょう。
 また、大人も含め遊びに行く際は、家族へ行き先を伝えたり、連絡手段(防水の携帯電話)を確保しましょう。

 ちなみに川の事故は「110(警察)」「119(消防・救急)」。
 海の事故は「118番(海上保安庁)」です。

ゴミを捨てない。出さない。・・・利用者のマナーも問われている。

 釣り人を含む川の利用者は、「ゴミのポイ捨て」など、常にマナーが問われています。
 もちろん、川の利用者以外もポイ捨てしていることは事実ではあるのですが、利用者が率先してゴミのポイ捨てをつつしみ、時にはゴミ拾いをすることは、周囲への啓発のためにも大事なことだと思います。
 不要な釣り糸やパッケージはポケットやバッグにしまって回収するとか、缶ジュースを辞めて水筒を持つなど、ゴミを持ち込まないだけでも、利用者のマナーはだいぶよくなります。

 また、川や海に限らず心がけていただきたいのは、
「常にポイ捨てしない」ということです。

 残念ながら、フィールドから離れるとタバコの吸殻をポイっと捨てる釣り人、結構います。
 ポイ捨てした吸殻やちょっとしたゴミは排水溝に集まり、川へと注ぎ、これを見た人は、ゴミのポイ捨てに対する罪悪感がなくなってしまいます。
 最終的には海へ流れます。一生懸命海岸清掃をしても、これでは「いたちごっこ」ですよね。

 川や海の利用者が日ごろからポイ捨てせずに模範を見せることで、ゴミのポイ捨てはだいぶ減ると思いますよ。